発明情報

マグネトロンを用いた大電力とデータの無線送信

ワイヤレス給電とデータの無線送信が同時に可能!ハイパワーの無線送電・情報通が低コストで実現します!

背景

マイクロ波といえば電子レンジでの利用が知られていますが、無線通信の場面においてもテレビ放送の電波などに利用されています。電子レンジに使われているマイクロ波発生装置・マグネトロンは、高周波変換効率が高く大出力、しかも安価という高いポテンシャルを持っています。しかし、発振するマイクロ波は周波数が不安定であり、位相制御が困難なため、情報通信には向いていませんでした。

適用分野・用途

  • TV局(地上波・衛星放送)の送信設備
  • 無線LAN
  • 非接触充電
  • プロジェクター、ディスプレイへの映像送信

発明概要と利点

京都大学では、マグネトロンが発振するマイクロ波の位相を制御する方法を発明しました。本発明により、マグネトロンのノイズを抑制し、情報通信用途にも使用が可能となります。発振したマイクロ波には大出力の電力だけでなく、情報データも乗せることができるため、無線送電と無線通信を同時に行うことが可能です。

  • 大出力の電力送電(1kw程度)とデータの送信(10Mbps程度)を同時に行うこ とが可能です(どちらか一方の機能だけを利用することも可能です)。
  • 連続マイクロ波出力電源の性能向上(平滑整流のリップル率低減)が低コス トで可能になります。
  • 従来のマイクロ波帯送信設備と比較して低コストで製造可能です。

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開発段階 電力と情報を同時に無線送信する装置を開発し、マグネトロンを用いた情報通信が実用レベルにあることを確認した。
特許情報
出願人
国立大学法人 京都大学
希望の連携 ・実施許諾契約(非独占)
・オプション契約(非独占)(技術検討のためのF/S)
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