発明情報

写真画像から密集群中の個体数を検出するAI技術

森林の樹木のように同種物体が密集した写真画像をもとに、 AIによって精密に個体の種類等を検出できるようになりました。

背景

森林における樹種・材積量・密度などの木材資源データを正確に知ることは、計画的な森林の管理及び経営につながります。
また、環境コンサルティングの観点においても、生物多様性や森林状態の把握が、より良い防災対策等にもつながります。
さらには、材積量を把握し温室効果ガスの排出削減量を計算することができれば、炭素クレジットとしての経済的価値を生む情報ともなりえます。
これらを実現するために、短時間且つ低コストに、森林の情報を正確に得る手段の開発が望まれています。

発明概要と利点

本発明では、樹木が密集している森林を上空よりドローン等で撮影し、その画像をAIを用いて解析することで、樹種を判別することを可能にしました。

また、デジタル画像を複数の画像セグメント (画像領域または画像オブジェクトとも呼ばれる)に分割するモデルに基づきAIを訓練することで、

より正確に、樹木の種類ごとに密度や材積量を計算することができます。


➢ 密集群からの検出が可能
樹木が密集している場所でも精度よく検出できます。

➢ 樹木の位置および種類の検出が可能
複数画像セグメントごとに検出した結果を合体し、領域全体として樹木の位置や種類を検出できます。

➢ 樹木の本数、密度、および材積の検出が可能
樹木の種類ごとに、密度、材積量を計算して検出します。

開発段階 • 実際の森林で評価済み
• 樹木以外の物体分類へも適用可能性あり、連携応相談
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